7月から始める夏のお金管理術:出費が増える季節を乗り切る
夏は出費が増える季節。冷房代・旅行・冠婚葬祭など、7月から実践したいお金管理術を解説。家計を守りながら投資も継続するコツを紹介します。

7月から始める夏のお金管理術:出費が増える季節を乗り切る
7月になると、冷房代・旅行費・帰省費・お中元など、夏特有の出費が一気に増えます。
「気がついたら8月で家計が大赤字」を避けるためには、7月の今、夏の出費計画を立てることが重要です。
- 夏に増える支出の全体像
- 月別の予算配分の組み方
- 冷房代を抑える具体策
- 出費が増えても投資を継続するコツ
- 9月の振り返りに向けた準備
夏は本当に出費が増える
月別の支出傾向
総務省統計局のデータでは、8月は1年で最も支出が多い月の一つです。
| 月 | 月平均支出(2人以上世帯) | 季節要因 |
|---|---|---|
| 6月 | 約27万円 | 通常 |
| 7月 | 約29万円 | 冷房開始、夏物 |
| 8月 | 約30万円 | 旅行・帰省ピーク |
| 9月 | 約28万円 | 落ち着き始め |
| 10月 | 約27万円 | 通常 |
夏特有の出費項目
| カテゴリ | 月額追加(目安) |
|---|---|
| 電気代(冷房) | +5,000〜10,000円 |
| 水道代(プール・洗濯) | +1,000〜3,000円 |
| 旅行費 | +30,000〜100,000円 |
| 帰省費 | +20,000〜80,000円 |
| お中元 | +5,000〜30,000円 |
| 子どもの夏休み費用 | +20,000〜50,000円 |
| 衣類(夏物) | +5,000〜20,000円 |
| 飲料・冷たいもの | +3,000〜5,000円 |
7月にやるべき予算編成
ステップ1:夏の総予算を決める
7〜9月の3ヶ月予算を試算
夏の出費は単月では対応しきれないため、3ヶ月単位で予算を組みます。
| 項目 | 7月 | 8月 | 9月 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 通常生活費 | 25万円 | 25万円 | 25万円 | 75万円 |
| 冷房追加 | 0.7万円 | 1.0万円 | 0.5万円 | 2.2万円 |
| 旅行 | 0円 | 8.0万円 | 0円 | 8.0万円 |
| 帰省 | 0円 | 5.0万円 | 0円 | 5.0万円 |
| お中元 | 1.5万円 | 0円 | 0円 | 1.5万円 |
| 夏物・雑費 | 1.0万円 | 0.5万円 | 0.5万円 | 2.0万円 |
| 合計 | 28.2万円 | 39.5万円 | 26.0万円 | 93.7万円 |
ステップ2:ボーナスとの紐付け
夏のボーナスから夏予算を確保
夏のボーナスを使う場合、最初に夏の追加支出分を確保しておきます。
| 用途 | ボーナスからの配分例 |
|---|---|
| 夏の追加支出 | 20万円 |
| 投資(新NISA等) | 30万円 |
| 預金 | 10万円 |
| 自分へのご褒美 | 5万円 |
| 合計(手取り60万円想定) | 65万円 |
ステップ3:先取り分離管理
夏支出専用の口座またはサブ口座を作る
夏の予算分を別口座に移しておくと、使いすぎ防止になります。
| 口座 | 役割 |
|---|---|
| 給与口座 | 給与振込・固定費引き落とし |
| 生活費口座 | 月25万円を移動 |
| 夏予算口座 | 20万円を分離管理 |
| 投資口座 | 月の投資分を即移動 |
冷房代を抑える具体策
設定温度別の電気代
| 設定温度 | 月の電気代差 |
|---|---|
| 24℃ | +約3,000円(基準より高い) |
| 26℃ | 基準 |
| 28℃ | -約2,000円 |
| 28℃+扇風機併用 | -約3,000円 |
効果の大きい節約テクニック
| テクニック | 月間節電効果 |
|---|---|
| 設定温度を1℃上げる | 約10% |
| フィルター掃除(月1回) | 約5% |
| サーキュレーター併用 | 約10% |
| 室外機の日陰確保 | 約5% |
| 遮光カーテン使用 | 約8% |
| つけっぱなし運転(短時間外出時) | 約5〜10% |
設定温度
環境省の推奨値
併用効果
扇風機との併用
月間節約
工夫で実現可能な額
節電は大切ですが、熱中症のリスクが高い高齢者や子ども、ペットがいる家庭では、無理な節電は控えましょう。命のほうがずっと大切です。
旅行費を賢く抑える
旅行費の内訳と節約ポイント
| 項目 | 平均的な割合 | 節約方法 |
|---|---|---|
| 交通費 | 30% | 早割・LCC・ETC割引 |
| 宿泊費 | 30% | 平日・シーズンオフ |
| 食事 | 20% | 朝食付プラン・スーパー活用 |
| アクティビティ | 15% | クーポン・前売り |
| お土産 | 5% | 買いすぎ注意 |
お盆を避けるメリット
| 時期 | 1泊2日2人費用目安 | お盆比 |
|---|---|---|
| お盆ピーク(8/13-15) | 12万円 | 100% |
| お盆前後(8/10-12, 8/16-17) | 8万円 | 67% |
| 7月平日 | 6万円 | 50% |
| 9月平日 | 5万円 | 42% |
子どもの夏休み費用を抑える
夏休みの主な追加出費
| 項目 | 費用目安/月 |
|---|---|
| 学童保育 | 5,000〜30,000円 |
| 昼食代 | 10,000〜15,000円 |
| 習い事の夏期講習 | 10,000〜50,000円 |
| 夏休みの遊び・体験 | 10,000〜30,000円 |
| 旅行・帰省への参加 | 15,000〜50,000円 |
安く楽しめるアクティビティ
| アクティビティ | 費用目安 |
|---|---|
| 図書館(読書感想文素材も) | 無料 |
| 自治体の公民館イベント | 無料〜500円 |
| 市民プール | 200〜500円 |
| 博物館・科学館 | 子ども無料の日あり |
| 川遊び・海遊び | 駐車場代のみ |
| キャンプ(公営) | 1泊1,000〜3,000円 |
出費が増えても投資を継続するコツ
投資はストップしない
| 対応 | 良い | 悪い |
|---|---|---|
| 積立額を維持 | ◎ 複利の力を活かせる | — |
| 一時的に減額 | ○ 完全停止よりまし | △ 再開タイミングが難しい |
| 一時的に停止 | △ お金は戻るが時間は戻らない | ✗ |
| 取り崩す | ✗ 最後の手段 | ✗ |
投資継続の3つのコツ
自動化を維持
銀行口座から証券口座への自動入金、自動積立をストップさせない。
夏予算と投資予算を分離
「投資のお金には絶対に手をつけない」という心理的なルールを徹底する。
支出のメリハリ
削れるところは削り、思い出に残る部分にはお金をかける。投資はそのバランスを保つ柱。
7月のチェックリスト
| 項目 | チェック |
|---|---|
| 夏の3ヶ月予算を立てた | □ |
| 夏予算を別口座に分離した | □ |
| 旅行・帰省の予約を済ませた(早割活用) | □ |
| 冷房の設定温度を決めた | □ |
| お中元のリストアップをした | □ |
| 子どもの夏休みプランを立てた | □ |
| 投資の自動積立を維持確認した | □ |
| 9月の振り返り日をカレンダーに入れた | □ |
9月初めに「夏の家計振り返り日」を設定すると、来年の予算編成に活かせます。家計簿アプリの夏3ヶ月レポートを見るだけでも気づきがあります。
まとめ
- 7〜9月の3ヶ月単位で予算を組む
- 夏の追加支出は冷房・旅行・帰省・子ども費用が中心
- 夏予算口座を分離することで使いすぎ防止
- 冷房は28℃+扇風機併用で節電効果大
- 投資の自動積立は止めないことが鉄則
夏は「楽しい」と「お金がかかる」が両立する季節です。事前の計画さえあれば、家計を守りながら思い出を作り、投資も継続できます。7月のスタート時点で、夏全体の予算を立てておきましょう。
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免責事項: この記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘ではありません。費用や節約効果は一般的な目安であり、個人の状況により異なります。