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子どもの留学費用:高校・大学留学の準備計画
子どもの高校・大学留学にかかる費用を国別・期間別に解説。新NISAやジュニアNISA活用、奨学金との組み合わせなど、準備のロードマップを提示します。
約11分
Wealther編集部(ファイナンシャルプランナー)

子どもの留学費用:高校・大学留学の準備計画
「子どもに留学させてあげたいけど、いくらかかるの?」
円安が長期化する2026年現在、留学費用は10年前と比べて大きく上昇しています。早めの準備と賢い積立戦略が、子どもの可能性を広げる鍵になります。
この記事でわかること
- 高校・大学留学の費用相場(国別)
- 短期・中期・長期留学の費用比較
- 留学費用準備のロードマップ
- 新NISA・学資保険・奨学金の使い分け
- 円安リスクへの対応策
留学費用の全体像
留学の種類と期間
| 種類 | 期間 | 主な目的 |
|---|---|---|
| 短期留学 | 1〜4週間 | 語学体験、サマースクール |
| 中期留学 | 1〜6ヶ月 | 語学習得、文化体験 |
| 交換留学 | 半年〜1年 | 単位取得、本格的な留学 |
| 学位留学 | 2〜4年 | 学位取得、現地就職への布石 |
高校留学の費用相場(年間)
| 国 | 学費 | 生活費 | 合計(年間) |
|---|---|---|---|
| アメリカ | 300〜600万円 | 150〜250万円 | 450〜850万円 |
| カナダ | 200〜400万円 | 100〜180万円 | 300〜580万円 |
| イギリス | 350〜700万円 | 150〜250万円 | 500〜950万円 |
| オーストラリア | 200〜400万円 | 120〜200万円 | 320〜600万円 |
| ニュージーランド | 150〜300万円 | 100〜180万円 | 250〜480万円 |
大学留学の費用相場(年間)
| 国 | 学費 | 生活費 | 合計(年間) |
|---|---|---|---|
| アメリカ(私立) | 500〜900万円 | 200〜300万円 | 700〜1,200万円 |
| アメリカ(州立) | 200〜500万円 | 150〜250万円 | 350〜750万円 |
| カナダ | 200〜400万円 | 150〜200万円 | 350〜600万円 |
| イギリス | 300〜600万円 | 200〜300万円 | 500〜900万円 |
| オーストラリア | 250〜500万円 | 150〜250万円 | 400〜750万円 |
| ドイツ(公立) | 0〜30万円 | 100〜150万円 | 100〜180万円 |
円安の影響
2020年と比較し、ドル建ての費用は1.4〜1.5倍に膨らんでいます。長期視点での為替リスク対策が不可欠です。
留学パターン別の総費用
短期サマースクール(小〜高校)
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| プログラム費(2週間) | 30〜60万円 |
| 渡航費 | 15〜25万円 |
| 生活費・お小遣い | 10〜15万円 |
| 保険 | 2〜5万円 |
| 合計 | 60〜100万円 |
高校1年留学
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 学費・滞在費 | 300〜600万円 |
| 渡航費(往復+一時帰国) | 30〜50万円 |
| 保険・準備費用 | 15〜30万円 |
| 現地お小遣い | 30〜60万円 |
| 合計 | 400〜750万円 |
大学4年留学(米国州立)
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 学費(4年) | 800〜2,000万円 |
| 生活費(4年) | 600〜1,000万円 |
| 渡航費(毎年往復) | 80〜120万円 |
| 保険・諸経費 | 80〜150万円 |
| 合計 | 1,560〜3,270万円 |
短期留学
60〜100万円
サマースクール2週間
高校1年留学
400〜750万円
英語圏中心
大学4年留学
1,560〜3,270万円
米国州立大の場合
準備のロードマップ
子どもの年齢別・準備プラン
| 子どもの年齢 | 高校留学に向けて | 大学留学に向けて |
|---|---|---|
| 0〜3歳 | 月3〜5万円積立開始 | 月3〜5万円積立開始 |
| 4〜6歳 | 積立継続 | 積立継続 |
| 7〜9歳 | 積立継続+短期留学検討 | 積立継続 |
| 10〜12歳 | 短期留学で適性確認 | 積立継続 |
| 13〜15歳 | 高校留学準備本格化 | 積立増額検討 |
| 16〜18歳 | (留学中or準備) | 大学留学準備本格化 |
月額積立シミュレーション
18年で1,000万円準備(年利5%)
| 月額 | 累計投資額 | 評価額 |
|---|---|---|
| 2万円 | 432万円 | 約700万円 |
| 3万円 | 648万円 | 約1,050万円 |
| 4万円 | 864万円 | 約1,400万円 |
| 5万円 | 1,080万円 | 約1,750万円 |
15年で500万円準備(年利5%)
| 月額 | 累計投資額 | 評価額 |
|---|---|---|
| 1.5万円 | 270万円 | 約400万円 |
| 2万円 | 360万円 | 約534万円 |
| 2.5万円 | 450万円 | 約668万円 |
資金準備の3つの方法
方法1:新NISA(つみたて投資枠)
1
親名義の新NISAで積立
2024年からの新NISAで、つみたて投資枠(年120万円)を活用します。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 運用益が非課税 | 親の枠を消費する |
| 流動性が高い | 価格変動リスクあり |
| 長期で大きなリターン期待 | 必要時に下落の可能性 |
方法2:学資保険
2
確実性重視なら学資保険
学資保険は、決まった額が確実に受け取れる商品です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 確実性が高い | 利回りが低い(1〜2%) |
| 親の万一時に保障 | インフレに弱い |
| 強制的に積立できる | 途中解約で元本割れ |
方法3:定期預金・個人向け国債
3
留学直前の資金は安全資産で
留学の3〜5年前からは、リスクを抑えた商品にシフトします。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 元本保証 | リターンが極めて低い |
| 流動性確保 | インフレに負ける |
推奨する組み合わせ戦略
0〜10歳:成長重視
| 商品 | 比率 | 月額(5万円の場合) |
|---|---|---|
| 新NISA(株式インデックス) | 70% | 3.5万円 |
| 学資保険 | 20% | 1万円 |
| 定期預金 | 10% | 0.5万円 |
11〜15歳:バランス重視
| 商品 | 比率 | 月額(5万円の場合) |
|---|---|---|
| 新NISA(株式・債券混合) | 50% | 2.5万円 |
| 学資保険 | 30% | 1.5万円 |
| 定期預金 | 20% | 1万円 |
16歳〜:安全重視
| 商品 | 比率 | 月額(5万円の場合) |
|---|---|---|
| 新NISA(債券中心へ移行) | 20% | 1万円 |
| 学資保険(満期受取準備) | 30% | 1.5万円 |
| 定期預金・国債 | 50% | 2.5万円 |
奨学金・支援制度の活用
主要な奨学金プログラム
| プログラム | 内容 | 金額目安 |
|---|---|---|
| トビタテ留学JAPAN | 文科省主導の留学支援 | 月12〜20万円+渡航費 |
| 日本学生支援機構(JASSO) | 学位取得型・短期型 | 月7〜10万円 |
| フルブライト奨学金 | 米国留学向け | 学費・生活費全額 |
| 民間財団 | 経団連、ロータリー等 | 様々 |
奨学金活用の注意点
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 競争率が高い | 早期からの準備・実績が必要 |
| 給付型は限定的 | 多くは貸与型(返済必要) |
| 留学先指定あり | 自由に選べないケースも |
| 学業成績が条件 | 高校・大学の成績が重要 |
円安リスクへの対応
為替変動の影響
| シナリオ | 1ドル=円 | 留学費用への影響 |
|---|---|---|
| 円高シナリオ | 100円 | 約30%減 |
| 現状維持 | 150円 | 基準 |
| 更なる円安 | 200円 | 約33%増 |
為替リスク対策
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| ドル建て資産保有 | 米国株・ドル建て投信で自然ヘッジ |
| 段階的なドル転 | 留学2〜3年前から少しずつドルへ |
| 留学先の分散検討 | 為替が有利な国も視野 |
留学費用を抑えるコツ
国・大学選びの工夫
| 工夫 | 効果 |
|---|---|
| ドイツ・北欧の公立大 | 学費が無料〜低額 |
| アメリカ州立大 | 私立の半額程度 |
| カナダ・オーストラリア | 米英より安め |
| アジアの英語圏(シンガポール等) | 距離・費用ともにメリット |
コミュニティカレッジ経由
| ルート | 費用 |
|---|---|
| 4年制大学直接 | 1,500〜3,000万円 |
| コミュニティカレッジ→4年制編入 | 1,000〜2,000万円 |
まとめ
留学費用準備の5原則
- 早期スタートが最大の武器(0歳から積立で複利効果)
- 新NISA・学資保険・預金の3層構造で準備
- 年齢に応じてリスクを段階的に下げる
- 奨学金情報を早期からチェック
- 為替リスク対策としてドル建て資産も保有
留学は子どもの人生を大きく変える経験です。お金の不安で機会を逃さないよう、早めの準備を始めましょう。今日の積立が、10年後・15年後の選択肢を広げます。
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免責事項: この記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘ではありません。費用は2026年時点の目安で、為替や物価により変動します。