72の法則と115の法則:資産が2倍・3倍になる年数を簡単に計算
投資で資産が2倍になる年数がわかる72の法則と、3倍になる115の法則を解説。複利の力を直感的に理解できるシンプルな計算法です。

72の法則と115の法則:資産が増える年数を瞬時に計算
「年利5%で運用したら、何年で資産が2倍になるの?」
この質問に暗算で答えられる方法があります。それが72の法則と115の法則です。
- 72の法則で資産が2倍になる年数を計算する方法
- 115の法則で資産が3倍になる年数を計算する方法
- 利回り別の具体的なシミュレーション
- 投資判断への活用方法
- 逆算で必要な利回りを求める方法
72の法則とは
基本の計算式
72の法則は、複利運用で資産が2倍になるまでの年数を求める公式です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 計算式 | 72 ÷ 年利(%)= 2倍になる年数 |
| 例 | 72 ÷ 6% = 12年 |
| 精度 | 年利1〜15%の範囲で高精度 |
利回り別シミュレーション
| 年利 | 2倍になる年数(72の法則) | 実際の年数 |
|---|---|---|
| 1% | 72年 | 69.7年 |
| 2% | 36年 | 35.0年 |
| 3% | 24年 | 23.4年 |
| 4% | 18年 | 17.7年 |
| 5% | 14.4年 | 14.2年 |
| 6% | 12年 | 11.9年 |
| 7% | 10.3年 | 10.2年 |
| 8% | 9年 | 9.0年 |
| 10% | 7.2年 | 7.3年 |
72の法則は実際の年数と非常に近い結果が得られます。暗算で十分使えるレベルの精度です。
115の法則とは
基本の計算式
115の法則は、複利運用で資産が3倍になるまでの年数を求める公式です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 計算式 | 115 ÷ 年利(%)= 3倍になる年数 |
| 例 | 115 ÷ 5% = 23年 |
| 精度 | 年利1〜15%の範囲で高精度 |
利回り別シミュレーション
| 年利 | 3倍になる年数(115の法則) | 実際の年数 |
|---|---|---|
| 1% | 115年 | 110.4年 |
| 2% | 57.5年 | 55.5年 |
| 3% | 38.3年 | 37.2年 |
| 4% | 28.8年 | 28.0年 |
| 5% | 23年 | 22.5年 |
| 6% | 19.2年 | 18.9年 |
| 7% | 16.4年 | 16.2年 |
| 8% | 14.4年 | 14.3年 |
| 10% | 11.5年 | 11.5年 |
72の法則と115の法則を並べて比較
72の法則(2倍)
資産が2倍になる年数
115の法則(3倍)
資産が3倍になる年数
| 年利 | 2倍(72の法則) | 3倍(115の法則) |
|---|---|---|
| 3% | 24年 | 38.3年 |
| 5% | 14.4年 | 23年 |
| 7% | 10.3年 | 16.4年 |
| 10% | 7.2年 | 11.5年 |
逆算で必要な利回りを求める
目標年数から利回りを計算
「10年で資産を2倍にしたい」場合、必要な利回りは?
| 計算式 | 結果 |
|---|---|
| 72 ÷ 10年 = 7.2% | 年利7.2%の運用が必要 |
さまざまなケース
| 目標 | 期間 | 必要な年利 |
|---|---|---|
| 2倍にしたい | 10年 | 7.2% |
| 2倍にしたい | 15年 | 4.8% |
| 2倍にしたい | 20年 | 3.6% |
| 3倍にしたい | 20年 | 5.75% |
| 3倍にしたい | 30年 | 3.83% |
目標金額と期間が決まっていれば、必要な利回りを逆算できます。無理な利回りを目指す必要がないことがわかるケースも多いです。
実際の投資商品に当てはめてみる
主な投資先の期待リターン
| 投資先 | 期待リターン(年利) | 2倍になる年数 | 3倍になる年数 |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | 0.1% | 720年 | 1,150年 |
| 定期預金 | 0.3% | 240年 | 383年 |
| 国内債券 | 1〜2% | 36〜72年 | 57〜115年 |
| バランスファンド | 3〜4% | 18〜24年 | 28〜38年 |
| 全世界株式 | 5〜7% | 10〜14年 | 16〜23年 |
| S&P500 | 7〜10% | 7〜10年 | 11〜16年 |
期待リターンはあくまで過去の実績に基づく目安です。将来のリターンを保証するものではありません。
預金と投資の差は歴然
100万円を30年間運用した場合の比較です。
| 運用方法 | 年利 | 30年後 |
|---|---|---|
| 普通預金 | 0.1% | 約103万円 |
| 全世界株式 | 5% | 約432万円 |
| S&P500 | 7% | 約761万円 |
新NISAで72の法則を活かす
非課税の威力
NISAで運用すると、利益が非課税になるため、72の法則がそのまま当てはまります。
| 条件 | 課税口座 | NISA口座 |
|---|---|---|
| 年利5%で14年運用 | 税引き後は約1.6倍 | 約2倍(非課税) |
| 年利7%で10年運用 | 税引き後は約1.6倍 | 約2倍(非課税) |
課税口座では利益に約20%の税金がかかるため、実質的な72の法則は「90の法則」程度になります。NISAなら72の法則そのままの効果が得られます。
NISAでの積立シミュレーション
月3万円を年利5%で積み立てた場合:
| 期間 | 投資元本 | 運用結果 | 利益 |
|---|---|---|---|
| 10年 | 360万円 | 約466万円 | 約106万円 |
| 20年 | 720万円 | 約1,233万円 | 約513万円 |
| 30年 | 1,080万円 | 約2,497万円 | 約1,417万円 |
72の法則の注意点
あくまで概算
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 概算値である | 正確な計算ではなく近似値 |
| 一括投資が前提 | 積立投資の場合は単純に当てはまらない |
| 経費・税金は除外 | 信託報酬や税金を考慮していない |
| 年利が一定と仮定 | 実際はリターンにばらつきがある |
より正確に知りたいなら
72の法則は暗算向きの概算です。正確なシミュレーションを行いたい場合は、当サイトのNISAシミュレーターをご活用ください。
まとめ
- 72 ÷ 年利% = 2倍になる年数(暗算で使える)
- 115 ÷ 年利% = 3倍になる年数(暗算で使える)
- 逆算もできる:年数から必要な利回りを求められる
72の法則と115の法則は、投資判断に役立つ強力なツールです。
飲み会の席でも、電卓なしでサッと計算できるので、ぜひ覚えておいてください。大切なのは、早く始めて長く続けること。複利の力を味方につけましょう。
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